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作成日:2018/09/01
更新日:2018/09/03
対象:Windows 10

IE の VBScript 機能まとめ | 危険な機能の無効化




【目次】


ブラウザのVBScript機能


Edge:VBScript 機能なし

IE 11:通常モードではIE でVBScirptの機能はなし、ドキュメントモードはあり。
ただし Windows 10 Creator Update(1709)で IE のVB Script機能は無効化された。(グループポリシーあるいはレジストリで有効化も可能)

レジストリでの設定


Windows 10 Creator Update(1709)では以下の設定により有効化、無効化が可能です。


キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\3 (インターネット ゾーン内を設定)
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Internet Settings\Zones\4 (制限付きサイト ゾーン内を設定)

値:140C
データ:0(DWORD)で有効、1(DWORD)で無効



参考:Internet Explorer のインターネット ゾーンおよび制限付きサイト ゾーン内の VBScript の実行を無効にするオプション
https://support.microsoft.com/ja-jp/help/4012494/option-to-disable-vbscript-execution-in-internet-explorer-for-internet


VBScriptの歴史


VBScriptはバッチに変わって実装された1990年代の古いBasicベースのインタープリタ言語。ただし強力な Powershell 出現によりVBScriptは使用されなくなりつつある。IE では JavaScriptのようにブラウザ上でVBScriptベースのコードを実行することが可能。ただしMicrosoft 独自であり他社のブラウザではサポートされておらず現在はほとんど使用されていない。

当時はそれほどオープンではなく、ブラウザに独自技術を搭載して業務を稼働させることやよくあった。ただし現在はIE上のVBScriptは Java Scriptに代替され、そもそもVBScriptもPowershellに代替され使われることはない。ただVBScriptは機能が豊富でそれだけ脆弱性も多く攻撃に使用されやすい。(バグを悪用して特権を取得など)
特にIE上で動作するのでユーザをIEで不正サイトに誘導してそこで不正なVBScriptを実行させて不正プログラムを動かさせるなどできてしまう。

よって使わないなら VBSciptを無効化すべき。

参考:レジストリエディタの起動方法

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