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linuxにおけるSUID,SGID,スティッキー ビット(Sticky bit)に関して

2007/11/21

日付 2007/11/21
環境 Redhat Enterprise linux 4 以降


1.SUID,SGID,スティッキービットの説明

フラグ 説明 設定
SUID ファイルの所有者として実行される 実行可能ファイル(スクリプトは不可)
SGID ファイルの所有グループとして実行される 実行可能ファイル(スクリプトは不可)
スティッキービット 全ユーザは書き込み可能だが、所有者以外は削除できない ディレクトリに設定

(注)セキュリティの問題上、スクリプトにこのフラグを付けることはできない。

2.SUID

(1)suidの例

-r-s--x--x 1 root root 21200 6月 17 2005 /usr/bin/passwd

(2)検索方法  

find / -type f -perm -04000

(3)設定方法 

chmod u+s test.txt 

 あるいは 

chmod 4??? test.txt

(注)???はその他のパーミッションで適切な数字を入れる必要があります。

3.SGID

(1)SGIDの例 

-rwxr-sr-x 1 root smmsp 733912 6月 9 2006 /usr/sbin/sendmail.sendmail

(2)検索方法 

find / -type f -perm -02000

(3)設定方法

chmod g+s test.txt

あるいは 

chmod 2??? test.txt

(注)???はその他のパーミッションで適切な数字を入れる必要があります。

 

4.スティッキービット

(1)スティッキービットの例 

drwxrwxrwt 2 root root 4096 7月 12 2006 samba

(2)設定方法

chmod o+t testdir

 



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